ノートン ES2は1927年から1964年までの非常に長い期間に渡って製造された、ノートンを代表するモデルの一つです。
　ES2は、Model 18においてノートンで初めて採用されたプッシュロッド式オーバーヘッドバルブエンジンを引き継ぎ、スポーツモデルとして開発されました。その伝統的なルックスや整備のしやすさから人気を博し、徐々にハイパワーモデル化していきました。よくサイドバルブエンジンモデルの16Hと比較されることが多いのですが、これはノートンファンの好みの分かれるところでしょう。
　その長い歴史の中での大きな変化を挙げるとすれば、まず1947年のテレスコピックフォークの導入、1953年のスイングアームの導入、そして1959年のフェザーベッドフレームの導入などが挙げられます。
　本バイクは1939年製ということで、リジッドフレーム後プランジャーサスに変更された時期のモデルです。価値としてはやはりリジッド程のプレミアは付きませんが、フロントがガーダーフォークということもあり、依然として人気の高い時期のモデルです。また、世界恐慌を完全に抜けた時期のモデルということもあり、全体的に作りもしっかりとしています。戦前ノートンということで、元々エンジンナンバーとフレームナンバーはマッチしません。
　コンディションは写真からも分かる通り、各部非常にしっかりとメンテンナンスされております。エンジンも快調です。スピードメーターは正確に作動していますが、オドメーターは作動していません（この整備はいたしませんが、希望であれば別途承ります）。
　現在イギリスのガレージにて保管してあります。登録用書類すべて有り。納期：海上輸送約2ヶ月+車輌整備約2ヶ月(海上輸送費、整備費は全て本車輌価格に含まれています）。新規登録/車検整備は別途(125000円税込)承ります。納車費用は関東の場合、無料です(参考までに、青森で5万円程度です)。ご希望に応じて別途エンジンOH、板金塗装、メッキ加工等々承ります。詳細な情報をご希望の方は千葉事務所043-305-4418もしくはイギリスガレージ+44-1728 724321 まで。メールもしくはお電話にてご連絡ください。