商品詳細
サンビーム Model 14 (246cc) 1938年
[在庫なし]
- Tweet
商品詳細
1888年にジョン・マーストンによって設立されたSUNBEAM(サンビーム)は、設立当初は自転車を、その後自動車を手掛け、バイクが生産されたのは1912年、ジョン・マーストンが76歳の時でした。ジョン・グリーンウッドという天才的エンジニアの独創性により生み出されたSUNBEAMのバイクは、マン島のレースでの高パフォーマンスにより、当時すでにTRIUMPH等のバイクメーカーが地位を築き始めていたバイクマーケットに、大胆に殴り込みをかけました。
しかしながら、その後第一次世界大戦を経て、ノーベル工業傘下となったSUNBEAMは、大企業の効率重視の経営方針の下、徐々にその輝きを失いつつありました。そして1931年に始まった世界恐慌と、これまで同社を支えてきたジョン・グリーンウッドの引退は、SUNBEAMの衰退を決定づけました。その後SUNBEAMは1937年にAMC(Associated Motor Cycles Ltd)傘下に入り、ウルヴァーハンプトン市の「サンビーム・ランド」からロンドンに拠点を移しました。その後は1943年にBSA傘下に入ることとなります(ちなみにBSA傘下で1946年に製作されたS7は、戦後SUNBEAMの最高傑作と言えます)。
本 SUNBEAM Model 14は1933年から1938年まで製造された、246ccライトウェイトのツーリングモデルです。構造的には、それまでのModel 8 (346cc: 70x90mm)のボアを小さくした(59×90mm)エンジンのモデルと言えます。世界恐慌下で製造コストを下げる為、Model 8と多くの部品が共有され、またBurman社製のギアボックスが採用されました。それは、高いクオリティを誇るサンビームの名声を落とさずにリーズナブルな価格を実現する為でした。
本バイクですが、ジョン・グリーンウッド脱退後の1938年に、AMC傘下で製造されたものになります。経営が安定したことやロンドンに移ったこともあり、全体的にバイク自体のクオリティが向上し始めた時期のバイクです。サンビーム・サイクル社自体は1937年にAMC社に買収されましたが、SUNBEAM Model 14は翌年まで製造を続けられました。その後、ハイ・カムシャフト モデル B23の発表と共に1938年を以って製造中止となりました。
本バイクですが、前オーナーが定期的に使用し、常にメンテナンスを行っていたため、非常に高いレベルが維持されています。エンジンはスムーズに吹け上がり、異音はありません。クラッチもスムーズにシフトします。ガーダーフォークの遊びがやや大きいですが、特に問題となるレベルではありません。ボディは錆・傷等ありますが、全体的には綺麗な車体です。構造的にオイル漏れはありますが時代相応といったところです。エンジンの正確な製造年についてはサンビームの戦前モデルについての文献が非常に少ない為、正確に突き止めることができないのですが、そもそもModel 14のエンジンが希少なので、おそらくオリジナルエンジンだと考えられます。
現在イギリスにて保管してあります。登録用書類すべて有り。納期:海上輸送約3か月。海上輸送費、通関処理、関税、保税倉庫費用等は全て(つまり日本国内輸送費(関東は無料)以外の全費用は)本価格に含まれています。整備につきましては、現在弊社提携工場が非常に立て込んでおり、数年待ちという状態の為、お客様の懇意のショップでお願いします(弊社で紹介/手配もできます)。納車費用は関東の場合は無料です(参考までに青森で5万円程度です)。詳細な情報をご希望の方は千葉事務所043-305-4418もしくはイギリス倉庫+44 1728 724321(担当Andy)まで。メールもしくはお電話にてご連絡ください。
しかしながら、その後第一次世界大戦を経て、ノーベル工業傘下となったSUNBEAMは、大企業の効率重視の経営方針の下、徐々にその輝きを失いつつありました。そして1931年に始まった世界恐慌と、これまで同社を支えてきたジョン・グリーンウッドの引退は、SUNBEAMの衰退を決定づけました。その後SUNBEAMは1937年にAMC(Associated Motor Cycles Ltd)傘下に入り、ウルヴァーハンプトン市の「サンビーム・ランド」からロンドンに拠点を移しました。その後は1943年にBSA傘下に入ることとなります(ちなみにBSA傘下で1946年に製作されたS7は、戦後SUNBEAMの最高傑作と言えます)。
本 SUNBEAM Model 14は1933年から1938年まで製造された、246ccライトウェイトのツーリングモデルです。構造的には、それまでのModel 8 (346cc: 70x90mm)のボアを小さくした(59×90mm)エンジンのモデルと言えます。世界恐慌下で製造コストを下げる為、Model 8と多くの部品が共有され、またBurman社製のギアボックスが採用されました。それは、高いクオリティを誇るサンビームの名声を落とさずにリーズナブルな価格を実現する為でした。
本バイクですが、ジョン・グリーンウッド脱退後の1938年に、AMC傘下で製造されたものになります。経営が安定したことやロンドンに移ったこともあり、全体的にバイク自体のクオリティが向上し始めた時期のバイクです。サンビーム・サイクル社自体は1937年にAMC社に買収されましたが、SUNBEAM Model 14は翌年まで製造を続けられました。その後、ハイ・カムシャフト モデル B23の発表と共に1938年を以って製造中止となりました。
本バイクですが、前オーナーが定期的に使用し、常にメンテナンスを行っていたため、非常に高いレベルが維持されています。エンジンはスムーズに吹け上がり、異音はありません。クラッチもスムーズにシフトします。ガーダーフォークの遊びがやや大きいですが、特に問題となるレベルではありません。ボディは錆・傷等ありますが、全体的には綺麗な車体です。構造的にオイル漏れはありますが時代相応といったところです。エンジンの正確な製造年についてはサンビームの戦前モデルについての文献が非常に少ない為、正確に突き止めることができないのですが、そもそもModel 14のエンジンが希少なので、おそらくオリジナルエンジンだと考えられます。
現在イギリスにて保管してあります。登録用書類すべて有り。納期:海上輸送約3か月。海上輸送費、通関処理、関税、保税倉庫費用等は全て(つまり日本国内輸送費(関東は無料)以外の全費用は)本価格に含まれています。整備につきましては、現在弊社提携工場が非常に立て込んでおり、数年待ちという状態の為、お客様の懇意のショップでお願いします(弊社で紹介/手配もできます)。納車費用は関東の場合は無料です(参考までに青森で5万円程度です)。詳細な情報をご希望の方は千葉事務所043-305-4418もしくはイギリス倉庫+44 1728 724321(担当Andy)まで。メールもしくはお電話にてご連絡ください。