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商品詳細

BSA A65F Firebird Scrambler ファイヤーバード・スクランブラー(650cc) 1969年

[在庫なし]
BSA A10 GOLDEN FLASHの後継、BSA A65モデルのファイヤーバード・スクランブラー(A65F)です。BSA A65とA10の大きな違いはユニット(一体式)エンジンです。それまでの別体式エンジンは1960年代中頃から次々にユニットエンジンへと置き換わります。そしてBSAの看板モデル650ccのA10もその流れからA65へと変化を遂げました。このユニットエンジンをBSAは「パワーエッグ」と呼び、自信を持って売り出しました。
 BSA A65にはいくつものモデルがありました。それらは、Rocket, Thunderbolt, Thunderbolt Rocket, Lightning, Lightning Rocket, Lightning Clubman, Spitfire, Hornet, Spitfire Hornet, Firebird Scrambler...と、多岐に渡りました。1968年〜1971年にかけて製造されたA65F ファイヤーバード・スクランブラーは、名前の通りスクランブラーモデルです。そして、アメリカのマーケットを強く意識した作りとなっています。
 A65Fファイヤーバードは1968年初年度は僅か250台しか生産されませんでした。そしてそのほとんどがアメリカへと輸出されました。大きな進歩はマグネトーからオルタネーターへの変更でした。ツインキャブを備え、初年度モデルは両サイドの高い位置にそれぞれエギゾーストパイプが取り付けられました。そして1969年には2つのパイプは左側にまとめられ、メッシュで覆われました。
 外見は非常にアメリカ人好みとなりましたが、基本的な作りは、ホンダCB750F等の日本製バイクの劇的な進歩に比べると時代遅れで、オイル漏れもまだありました(日本製バイクではすでにほとんど見られなくなっていました)。そのような状況下でBSAに限らずイギリスメーカーは次々に苦境へと立たされていきました。そしてファイヤーバードの製造中止の翌年1972年にBSAは破産しました。A65Fファイヤーバードは、イギリスの名門BSAが最後に望みを託したストリート・スクランブラー・モデルと言えます。
 本バイクは非常に高い水準のコンディションを維持しています。エンジンは腰上からクランクシャフトまでしっかりとオーバーホールされ、新しいオーナーによる慣らし運転を待っている状況です。英車は構造的にオイル漏れはありますが、本バイクはかなり抑えられています。BSAでは珍しくオリジナルエンジン(マッチングナンバー)です。
 現在イギリス倉庫にて保管してあります。登録用書類すべて有り。納期:海上輸送約3か月。海上輸送費、通関処理、関税、保税倉庫費用等は全て(つまり日本国内輸送費(関東は無料)以外の全費用は)価格に含まれています。本バイクは現状渡しとなります。車検・整備につきましては、現在弊社提携工場が非常に立て込んでおり、数年待ちという状態の為、お客様の懇意のショップでお願いします(弊社でいくつか紹介/手配もできます)。納車費用は関東の場合は無料です(参考までに、青森で5万円程度です)。詳細な情報をご希望の方は千葉事務所043-305-4418もしくはイギリス倉庫+44 7711 156919まで。メールもしくはお電話にてご連絡ください。

BSA A65F Firebird Scrambler ファイヤーバード・スクランブラー(650cc) 1969年

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