Sunbeam230000042467
ホームサンビームサンビーム Model 9 (500cc) 1931年
商品詳細

サンビーム Model 9 (500cc) 1931年

[在庫なし]
1888年にジョン・マーストンによって設立されたSUNBEAMは、設立当初は自転車を、その後自動車を手掛け、バイクが生産されたのは1912年、ジョン・マーストンが76歳の時でした。ジョン・グリーンウッドという天才的エンジニアの独創性により生み出されたSUNBEAMのバイクは、マン島のレースでの高パフォーマンスにより、当時すでにTRIUMPH等のバイクメーカーが地位を築き始めていたバイクマーケットに、大胆に殴り込みをかけました。
 しかしながら、その後第一次世界大戦を経て、ノーベル工業傘下となったSUNBEAMは、大企業の効率重視の経営方針の下、徐々にその輝きを失いつつありました。そして1931年に始まった世界恐慌と、これまで同社を支えてきたジョン・グリーンウッドの引退は、SUNBEAMの衰退を決定づけました。その後SUNBEAMは1937年にAMC(Associated Motor Cycles Ltd)傘下に入り、ウルヴァーハンプトン市の「サンビーム・ランド」からロンドンに拠点を移しました。その後は1943年にBSA傘下に入ることとなります(ちなみにBSA傘下で1946年に製作されたS7は、戦後SUNBEAMの最高傑作と言えます)。
 本バイクですが、1931年に、ジョン・グリーンウッド在籍時の「サンビーム・ランド」でデザインされた、正に初期サンビームバイクの最後の輝きといえるでしょう。世界恐慌の中、真にスピードを追求したサンビームはマン島のTTレースに参加し続けます。結局最後に勝利したのは1929年となり、その後は恐慌の中で経営不振に陥っていきますが、本バイクは恐慌の中でもストイックに性能の向上を目指し続けたサンビームの、意地の産物といえるかもしれません。
 本バイクのコンディションについては、全体的には程度が良いですが、部分的には、まずブレーキが前後共に甘いです。特にフロントはあまり利いていません。ケーブルもややヘタリ気味です。また、リヤスプロケットもやや摩耗気味です。ホーンは作動しません。
 しかしながら、優れた点は、まずベースがしっかりしている、ということです。エンジンが好調です。また、ギヤボックスも新しいものに交換され、非常に調子が良いです。アマルのキャブも問題ありません。オイルにじみも少ない方です。テストドライブでも非常に調子が良かったです。多少のレストアを加えることで、非常にレベルの高い車両になるでしょう。
 現在イギリス倉庫にて保管してあります。登録用書類すべて有り。納期:約2か月。登録/車検整備別途承ります。ご希望に応じて別途エンジンOH、板金塗装、フルレストア等承ります。詳細な情報をご希望の方は千葉事務所043-305-4418もしくはイギリス倉庫+44 (0)1728 724321まで。メールもしくはお電話にてご連絡ください。

サンビーム Model 9 (500cc) 1931年

[在庫なし]
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス